冬の気温0度でバイクに乗るための電熱装備

UberEats

冬の季節になると配達が辛くなる。バイクは風が直撃するし体感温度も大幅に下がるから、0度付近になると電熱装備に頼らざる得ない。ただ、電熱装備は割と高額なので導入の敷居は高い。

今回は普段使用している電熱装備を紹介しようと思う。毎日の配達で使用している装備なので、ある程度の寒波に耐えられるものになっている。

ちなにみ、この記事は日没後の夜間を想定してい書いてます。

電熱グローブ

手元は電熱グローブを使用している。他の選択肢は「ハンドルカバー+グリップヒーター」になるだろう。ただ、グリップヒーターは車体のバッテリーを使用する。休日に運転する程度なら問題ないが、毎日運転するならバッテリーへの負担も大きい。

車体のバッテリーがダメになればバイク屋に持っていかなければならない。交換費用にはバッテリー代に工賃も掛かる。この手間と費用は大きなデメリットだ。

対して電熱グローブは融通が利く。故障しても通販なら翌日に同商品が手に入るだろう。それに手間はワンクリックで済む。デメリットは稼働時間に制限があるくらいだ。

KEMIMOTO電熱グローブ

KEMIMOTO製品の電熱グローブを使用している。このグローブは電源を入れなくても、手に嵌めただけで暖かさを感じる。また、防風性能やフィット感にも優れており、人差し指と親指はスマホタッチに対応している

手首のポケットにバッテリーを収納し給電する。リチウムバッテリー単体で持ってみると重みがある。だから、グローブに装着すれば負担になると思ったが、装着してみると意外に違和感は無い。バイク走行に支障もないし快適に使用できている。

温度設定は赤色(高温)青色(中温)緑色(低温)で調整する。発熱は数秒で実感できるが、外気温が低い状態で使用すると時間がかかる。

基本的に10°までは電熱を使用必要はない。電熱OFFでも十分な防寒性能を有している。電熱を使用するのは7°を下回った時だ。基本的に緑色(低温)を使用することが多いが、体が冬に慣れると5°までは電熱OFFでも余裕だったりする。

0°になると青色(中温)を使用することになる。ただ、赤色(高温)は使用する機会は殆どない。もっと寒い地域であれば違うのだろうけど、殆どの環境下では緑色(低温)で十分快適に運用できる。

バッテリー使用時間

先に述べた通り電熱グローブの問題はバッテリーにある。まずは稼働時間のカタログ値と実測値をまとめたので下記に記したいと思う。

温度カタログ値実測値
赤色55°~65°3~4時間1.5時間
青色45°~55°5~6時間3~4時間
緑色40°~45°8~9時間6~7時間

見ての通り実測値はカタログ値に比べて約2時間短い。個人的に大きな隔たりがあり不満を抱かざる得ない結果だ。この件をメーカーに問い合わせてみると、計測環境の気温によって結果が変わるとの回答だった。

ちなみに実測値は気温10°で測定したものだ。電熱は気温10°以下で使用することが殆どだからカタログ値はあまり参考にならない

配達で使用するには心もとないので追加購入した。セールとポイントを駆使したので総額2万程度で済んだので許容範囲だろう。(写真にバッテリー4つあるのはそのため)

電熱グローブの総評としてはバッテリーの稼働時間は不満点であるが、5°程度まで電熱OFFで耐えうる防寒性能は優秀でだ。手のフィット感も良好で操作性を邪魔しない。

コスト面で言えば2個購入したのは想定外だったけど、新品をストックできているので数年は安泰だろう。

KEMIMOTO電熱ベスト

電熱ベストもKEMIMOTO製を使用している。 9600mAhモバイルバッテリーも付属していたので、購入したその場から使用できる。

電熱ベストは絶対に購入するべき防寒装備だ。個人的に一番効果あると思っていて、体の芯を温めると手足の末端まで効果が波及する。電熱グローブの温度設定を上げずに済むのは、この電熱ベストの恩恵と言って過言ではない。

電熱ベストはポケット内にバッテリーの給電箇所がある。写真のモバイルバッテリーは96000mAhで付属のものだが、結構コンパクなサイズで重宝している。

付属の9600mAhバッテリーのカタログ値は以下の通り

赤色高温60°~65°・・・2~3時間
青色中温50°~55°・・・3~4時間
白色低温40°~45°・・・6~7時間

大容量のモバイルバッテリーを使用すれば稼働時間の延長が可能だ。普段は20000mAhを使っているので一日中バッテリーが持ってくれる。

電熱は体に密着するほど恩恵を得られる。だから、少し小さめを購入しても問題ないと思う。ブカブカだと温度設定を上げても効果が薄い。

電熱ベストを購入する際は首元部分に電熱がある商品をお勧めだ。体の芯から温まるのを実感できるので、どんな寒波がきてもポカポカで快適な運転を提供してくれる。

電熱パンツ

電熱パンツは[Jacksit] という中華製品を購入した。本製品には緑ベルトが付いていたが、あまりに機能していないし目立つので外した。

正直、あまり温かくない(笑)

室内では電熱効果を感じるが、走行すると温もりは一瞬にして消え去ってしまう。効果が無いわけではない。走行時に電熱OFFにすると足が凍えだすので、しっかり防寒性能は備わっている。ただ、防寒してくれるが温かくはしてくれないアイテムだ。

ポケット内のUSB端子からモバイルバッテリーを接続し給電する。直に太ももを圧迫するので、大きいサイズのモバイルバッテリーだと違和感を感じる。

10000mAhバッテリーのカタログ値は以下の通り

赤色高温65°・・・4~4.5時間
白色中温55°・・・5~7時間
青色低温45°・・・6~8時間

他の電熱装備よりバッテリー持ちは良い。基本的に青色しか使用していないので、大容量のモバイルバッテリーを用意する必要もなく一日もってくれる。

2.3年前の製品なのでもう販売されてないようだ。ただ、幾多の中華メーカーが緑ベルトの電熱パンツとして販売しているので、恐らく似たり寄ったりの性能だろう。

まとめ

以上、3点の電熱装備を紹介しました。

配達員として3度の冬をこの装備で越してきました。正直、紹介した電熱装備達は一つでも欠かすことはできません。日中なら不要ですが夜間は寒すぎて配達できません。

予算に限りがある場合は電熱パンツは排除しても良いかもしれません。重ね着でも代用できそうです。そもそも3点分のモバイルバッテリーを用意するのが面倒ですからね。

というわけで、0°でも耐えうる電熱装備の紹介でした。

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